自動車事故の場合とは異なり、加害者は自転車運転時に運転免許証を携帯しているとは限りませんが、警察への通報後、警察が現場に駆け付けるまでの間、あるいは警察が駆け付けてからでもいいので、加害者の運転免許証等の身分証明書を確認し、加害者の身元情報を手元に控えましょう。また、加害者が自転車保険に加入していたり、自転車にTSマークを貼付している可能性もありますので、保険情報や自転車のTSマークの貼の有無を確認しましょう。事故後に運転免許証等の提示を求めることは通常行われているので、基本的には加害者も提示に応じてくれると思います。筆記用具がなければ、携帯電話で運転免許証を写真撮影するのもいいと思います。可能であれば、運転免許証のほかに名刺をもらったり、携帯電話の番号を教えてもらいましょう。
もっとも、加害者が責任逃避的態度に出たり、興奮して運転免許証等の提示に応じてくれない場合には、通報によって現場に駆け付けた警察の立ち会いの下で、身分確認をするのがよいと思います。